もっともっと生きていてほしかった

過去記事:

父とお酒と アルコール依存症について その1

アルコール依存症を理解する


の続きです。


父は失敗しながらも断酒会に出る事は

やめませんでした。


断酒会に通いながらも 失敗を繰り返してました。
やめると3ヶ月飲まなかった時もありました。

その度に今度こそはと 私たちもうれしくなるんですよね。

でも、夢を見るんです。
酔っ払ってる父の夢を…

夢でよかった…( ◜◒◝ )♡
と、思って 家に行くと…( ´△`)アァ-

正夢

家の中は悲惨な状態

不思議な事に
毎回父がお酒を飲むと夢を見るんです。
まさかと思って家に行くと…

あれは本当に不思議でした。
亡くなった今でもたまに見てヒヤッとしてます。

どれだけ私たちが涙ながらに訴えても父の本気を引き出すことは出来なかった…

とうとう
うちの元主人が我慢の限界で一升瓶2本を持って行ったんです。

元主人は本当によくしてくれました。
入院したら毎週片道2時間近くかかる病院まで連れて行ってくれて、病院から脱走すれば探してくれてそれだけは未だに感謝しています。
そんな主人に見放されたと本気で思ったみたいです。

そんな時に家族会で
体験談を聞いた時に
やっと、自分のしてきた事を自覚して、
本気で辞めようと思ったそうです。

それから10年父は断酒し、
自分で行ける範囲の断酒会はすべて出かけ
副支部長になり、講演し、
自分と同じように酔っ払って道で寝ている人に声をかけ、断酒会に連れて行き、
何人もの人をアルコール依存症から救いました。

その人達から亡くなって10年以上たった今でも年賀状を頂きます。


ガンで亡くなるまでの10年で
私たち家族はそれまでの辛い思いや
苦しかった事
笑い話になるまでに父がしてくれました。

断酒って鬱との戦いでもあります。

それまで自分がしてきた事と向き合う事は
それくらい辛いものだったみたいです。


それもきっと 断酒会に通い始めた頃に

断酒と飲酒を繰り返していた原因でもあったと思います。


そうやって苦しみながらも
1日断酒を続けていったんだと思います。
私たちに償うために。

正直
死んでくれたらいいのに
って思っていました。
それくらい辛く苦しい時期もありました。
でも、
そんな父を今は心から
尊敬しています。
それはやっぱり断酒会があったから
そんな断酒会にお礼をしたいと思いながらも
何も出来ずにいましたが
わたしの体験談でよければ
お話に伺わせて頂きたいと思っています。

何かお手伝いする事あればお声かけして頂ければと思います。

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お待ちしております


これからも時々アルコール依存症について

書いていこうと思います。


偏見は本人も家族も苦しいんです。

少しでも偏見がなくなるればと思います。


やっと孫も出来て 幸せな時間を過ごせると思ったのに・・・

初孫の誕生と同時に食道がんが見つかりました。

手術前の生検で高熱を出して手術がひと月延期

せっかく早期で見つかったのにリンパまで転移してしまって

重度の肝硬変のために抗がん剤が投与できずに

2年後に肝臓と肺に転移し、61歳で亡くなりました。

もっともっと生きていてほしかった。

もっと もっと いろんなことを教えて欲しかった。


人は変われるって見本を見せてもらいました。

だから、今のわたしがあるのだと思います。







☆ いつも笑顔で ☆

天使の癒しと言葉で あなたの心と身体を深く癒します ライトワーカーとして目覚めるための講座を開催しています。

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